この前、田舎のおばあちゃん家に行ったら家紋が描かれているものを見つけたよ。
ミツウロコだったんだけど、調べたら北条氏が使用していたということがわかったよ。
レッサーパンダはもしかして北条氏の末裔ってことで良いの?
ミツウロコの家紋=北条氏の末裔ではないよ。
この記事では
- ミツウロコの家紋の由来
- 北条氏の家紋
- ミツウロコと北条氏の関係性は?
について紹介するよ。
目次
ミツウロコの家紋の由来は?
ミツウロコの家紋はご存知でしょうか。
2つの三角形の上に1つの三角形がのっている家紋。
これは「三つ鱗」という北条家の家紋らしい。
— 164 (@164203) February 25, 2021
由緒正しき紋ではあるが、
任天堂のせいで上は力、左は知恵、右は勇気に見えるよう植え付けられている僕たち pic.twitter.com/kDuJxcrvNM
株式会社ミツウロコが社章として使用しています。
古代から使われているこの模様ですがどのような意味があるのでしょうか。
ミツウロコの模様は三角形が連なっているようにみえ、蛇や龍の鱗のように見えます。
魔除の力があるとみられ、信仰のシンボルともされました
よく見る模様だよね。
そこまで複雑ではないけれども、こんな意味があったんだね
信仰というキーワードが結びつくね
では、実際にミツウロコの家紋を使用していた家はどのような人たちだったのでしょうか。
北条氏の家紋はミツウロコ?
ミツウロコの家紋を使用していた家で有名なのが「北条氏」
北条氏て歴史の教科書以来だな
鎌倉幕府とか懐かしい
北条氏は伊豆国出身の豪族。
鎌倉幕府では執権職を代々していました。
主に政治を行う一族でした。
現代でいう政治家のような感じでしょうか。
ミツウロコの家紋は北条氏と関係ある?
現代でも家紋を大切にされている家はあるでしょう。
ミツウロコの家紋を使用している家は北条氏と先祖が関係があったのでしょうか。
先祖が北条氏なのかな
歴史的有名人とのつながりがあるなんて感激
ミツウロコの家紋を使用しているからと言って北条氏の末裔とは限りません
ミツウロコの家紋=北条氏の末裔とは限らないそうです。
北条氏の末裔かもしれないと思った人は残念ですよね。
理由を見ていきましょう。
- 鎌倉幕府が滅亡した後もミツウロコの家紋は権威付けで北条氏以外も使用していた
- 明治以降は誰でも自由に家紋を使うことができた
500年以上も年月がありますから、それまでに制度も常識も変わっていたということですね。
もう少し詳しく見ていきましょう。
鎌倉幕府が滅亡した後もミツウロコの家紋は権威付けで北条氏以外も使用していた
鎌倉幕府の滅亡後も、ミツウロコの家紋は北条氏以外の一部の家族や一族によって使用され続けました。
ミツウロコが鎌倉幕府の象徴的な紋章であり、北条氏以外の氏族や家系も、自らの権威や家名を示すために使用したからです。
特に、鎌倉時代に北条氏に仕えた家臣や関連する家族、または北条氏と同盟を結んだ他の有力な氏族が、ミツウロコを使用することがありました。
身分や地位の象徴になっていたんですね。
北条氏と関係があったということはあるかもしれませんね。
明治以降は誰でも自由に家紋を使うことができた
明治時代以降、日本では家紋の使用が大きく変化しました。
明治維新により身分制度が撤廃されたことが大きく影響しています。
一般的には、個人や家族が自由に家紋を選択して使用することが可能となりました。
その後、戦後の民主化や経済成長に伴い、家紋の使用はますます多様化し、一般的なシンボルやデザインとして広く受け入れられるようになりました。
ここで、ミツウロコの家紋を採用した家も多くあったことでしょうね。
誰でも好きな家紋を使うことができたのならば、ミツウロコ=北条氏とはなりませんね。
まとめ
この記事ではミツウロコの家紋は北条氏と関係あるか紹介しました。
ミツウロコの家紋=北条氏とはなりませんが、先祖のセンスや想いを感じ大切にしたいものですね。
- ミツウロコの家紋=北条氏ではない
- 鎌倉幕府が滅亡した後もミツウロコの家紋は権威付けで北条氏以外も使用していた、明治以降は誰でも自由に家紋を使うことができた